11月8日、埼玉県行田市にある『さきたま古墳群』に行ってきました。
前回は、愛宕山古墳から鉄砲山古墳まででしたが、今回は、丸墓山古墳から将軍山古墳まで行きたいと思います。
http://www.azu-kofunmeguri.com/2020/11/08/sakitamakohun01/
いったん、駐車場あたりまで戻ってきて、丸墓山古墳と稲荷山古墳、そして、将軍山股份の見学をしてきました。

ふたたびの愛宕山古墳。

この道標?というか看板?の先に、丸墓山古墳があります。

歩いている途中で見えた『稲荷山古墳』です。

丸墓山古墳
いままで見てきた古墳は、前方後円墳でしたが、丸墓山古墳は円墳です。

この日はけっこう暑かったのですが、風が時折吹いてくれるおかげで、汗っかきの私は、かなり救われました。

丸墓山古墳から眺める景色は最高です。

この古墳から、駐車場へ続く道は、忍城を水攻めするときに築いた堤の跡と言われている(さきたま史跡の博物館のパンフから抜粋)
パンケーキレンズの限界だけど、小さく忍城が見えました。
私はメガネをかけいるけど、それでもやっと見えるくらいだが、当時の石田三成は裸眼で見えていたのだろうか、それとも私と一緒で近視だったか(不明だけど)

とにかく、石田三成が陣を構えちゃうくらい眺めが良いです。
当時の人は、ここに小高い山があるラッキー!程度で考えていたかもしれないですね(笑)

そして、左側に見える、こんもりとした丘は『稲荷山古墳』です。

丸墓山古墳から下りるときに見えた桜の木?でしょうか。
木々には詳しくないけど、春になればお花見ができそうな感じです。

稲荷山古墳
丸墓山古墳を下りて、トイレのほうの道を歩いていくと、目の前に稲荷山古墳が見えてきます。
こちらの古墳にも、古墳の上へと上がれる階段があり、古墳頂上から景色を眺めることができます。

稲荷山古墳は、前方後円墳です。
ここ稲荷山古墳は、さきほど見学したさきたま史跡の博物館に所蔵されている国宝『金錯銘鉄剣』が出土した古墳です。
金錯銘鉄剣 は、100年に1度あるかないかの大発見の出土品だったそうで、そんな出土品が200円で見れてしまうだなんて・・・なんてお安いんでしょう!と思ってしまいます(笑)

みなさん公園を歩き疲れたのか、大人も子供も、もう古墳には登りたくないと言っている人たちがちらほらいらっしゃいました(笑)

円墳の上には、埋葬されていた様子の絵があります。


稲荷山古墳も眺めがとても良いです。
ここから古墳の前方を見ると、下から三段、あと堀の跡が見えます。


稲荷山古墳は、なんと言っても国宝『金錯銘鉄剣』ではないでしょうか。
古墳の出土品は、さきほどの博物館で見学することができますが、こうやって古墳を見ていると、当時の人たちの生活が、想像できてくるようで、とても面白いです。
将軍山古墳
稲荷山古墳から左側に行くと、将軍山古墳が見えてきます。

将軍山古墳は、復元された古墳内部が見れるらしく、さきたま史跡の博物館で写真を見たときは、ぜひとも見たいと楽しみにして来ました。

古墳内部に入れる入り口は、裏側にあります。

内部に入ると、このように埋葬されていたのではないか、という展示があります。
これを見たとき、ちょっと感慨深いものがありました。


ここで古墳の埋葬品の中に、仏教に関連するものがあったというのを見たような気がしました。
古墳が衰退していく理由のひとつに仏教も関係あるのかなと、私は思いましたが、しかし実際は、どうなのか全くわかりませんが、そんなことを妄想するのも楽しいと思います。
さきたま古墳群を一通り見たので、 車を停めた駐車場まで戻り、 家に帰ることにしました。

私もこうやってテント張ってのんびりしたいなあと思いました。

初の古墳巡り、とても楽しかったし、勉強になりました。
やっぱり古墳内部から出土した、埋葬品などが見られるのがいちばん良いです。
月に、1回か2回は巡りをしたいし、古墳巡りを趣味にしたいと考えているので、見学しに行くなら、できれば古墳から出土した品々が見られるところがいいかなと思います。