【世界遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道編・函館市縄文文化交流センター)
2022/9/19
垣ノ島遺跡を簡単ではあったのですが(簡単すぎやろ)、垣ノ島遺跡を見学をし、道の駅・南かやべに併設されている「函館市縄文文化交流センター」に行きました。 ここ函館市縄文文化交流センターには、北海道唯一の国宝「中空土偶」、その名も「カックウ」の実物が展示されている博物館です。 私は、北海道の縄文時代の遺跡をいろいろ見たいという気持ちもありつつ、ぜひとも!国宝の土偶「中空土偶」をひと目見たいと思い、はるばる本州の千葉県からやって来たのであります(笑) 函館市縄文文化交流センター・展示室1から順に見学していこう ...
【世界遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道編・垣ノ島遺跡と大船遺跡)
2022/9/11
北海道旅行3日目、函館市にある「垣ノ島遺跡」と「大船遺跡」へ行ってきました。 高速道路で、函館方面へ行く途中、「鷲ノ木遺跡」と書かれた看板があるトンネルを通りました。 最初は、大型の竪穴建物のある「大船遺跡」へ まずは、大船遺跡へ。 ちょっとした丘の上にある(海岸段丘)、縄文時代前期後半から中期の遺跡です。 大船遺跡に着いた時間が9時45分頃、10時からガイドさんが説明しながら案内してくれるという看板を見て、私たちはそこに参加することにしました。 大船遺跡は、縄文の森という、クリの木や鹿の落とし穴などがあ ...
中央自動車道にある釈迦堂PAから行ける博物館『釈迦堂遺跡博物館』
2022/9/4
9月5日から一泊、上高地の「徳沢ロッジ」へ泊まりにいきました。 その際、中央自動車を利用して車を走らせていたのですが、ふと「中央自動車道といえば・・・釈迦堂遺跡!まだ時間もあるから、ちょっと寄って行こうかな」と思って、釈迦堂パーキングエリアに行きました。 中央自動車道にある釈迦堂PAから行ける「釈迦堂遺跡博物館」 釈迦堂PA下りから、階段を登って行くことができる「釈迦堂遺跡博物館」。 釈迦堂遺跡博物館にも、十台くらい車を停めることができる駐車場があります。 釈迦堂遺跡は、中央自動車道の建設工事に先立って、 ...
ー縄文時代・弥生時代ー 入江貝塚・高砂貝塚(入江・高砂貝塚館)
【世界遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道編・入江・高砂貝塚)
2022/8/29
次に行く縄文時代の遺跡は「入江・高砂貝塚」です。 入江・高砂貝塚は、縄文時代前期から晩期につくられた貝塚を伴う集落跡です。 地図上で見ると、北黄金貝塚から、上のほうに上がっていくような感じに見えますが、入江・高砂貝塚は、有珠山の近く(洞爺湖近く)にある遺跡になります。 2日目に遺跡へと行ったのですが、この日はあいにくの雨模様。 1日目の北黄金貝塚の晴天から一変、雨降りの中の遺跡見学となりました。 ちなみに、入江貝塚と高砂貝塚、そして、それぞれの遺跡からの出土品は「入江・高砂貝塚館」という博物館で見ることが ...
【世界遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道編・北黄金貝塚)
2022/8/29
8月19日から4日間、北海道にある世界遺産・縄文遺跡群を見学しに行ってきました。 北海道で世界遺産に登録された縄文遺跡は「キウス周堤墓群」「北黄金貝塚」「高砂貝塚」「入江貝塚」「鷲ノ木遺跡」「大船遺跡」「垣ノ島遺跡」です。 私は、今回の旅行で、キウス周堤墓群以外の縄文遺跡を、4日間かけて、めぐってきました。 >>【世界遺産】北海道・北東北の縄文遺跡群公式サイト 北海道の世界遺産、縄文遺跡群・北黄金貝塚 私たちは、北海道に住む友達の車に乗って、千歳空港から白老町(ウポポイを見学しに行きました)を通って、最初 ...
2022/8/15
古墳時代となると、よく取り上げられるのは、前方後円墳とその出土品などではないでしょうか? 古墳は、簡単に言えば、偉い人のお墓であり、古墳時代も、縄文時代、弥生時代と同じ、偉い人のほか、庶民と言える人々も生活していました。 では、古墳時代の人たちって、どういう生活をしていたんでしょうか? 蘇る古墳時代のムラ 群馬県渋川市には、ふたつの代表的な遺跡「黒井峯遺跡」と「中筋遺跡」という遺跡があります。 群馬県にそびえ立つ「榛名山」の北東に位置するこのふたつの遺跡は、黒井峯遺跡は、榛名山の噴火により降ってきた軽石に ...
2022/8/15
古墳時代と呼ばれる時代が、約350年ほど続くなか、埴輪もほぼそれくらいの期間、さまざまな種類の埴輪が作られます。 前回こちらに書いた、前方後円墳とともに出現した「円筒埴輪」について、そこから、さまざまな形というか種類の埴輪が作られていきます。 例のごとく、自分メモ的なものになりますので、ところどころ間違いがありましても、そこはご了承ください。 弥生時代中期、特殊器台から始まる円筒埴輪 これについては、前回の記事で書いた。 弥生時代中期、王の葬礼や祭祀に用いるための飾り立てた壺と、それを恭しく高く揚げるため ...
2022/7/30
学校の歴史の授業などで必ず習うと思われる「古墳時代」。 古墳時代とは、3世紀中頃から6世紀後半(7世紀始めくらいまで)の時代のことで、九州から東北南部あたりまで、次々と大きな(巨大な)お墓が作られていきました。 日本でいちばん大きな古墳と聞いたらみな教科書でもおなじみのあの形を思い浮かべるかもしれません。 日本でいちばん大きな古墳といえば、大阪府にある「大山古墳(仁徳天皇陵古墳・前方後円墳)」。 大きさは、525メートルあまり、なんでそんな巨大なお墓を人々は作っていたのでしょうか。 ここからは、私が読んだ ...
『埴輪の始まり』若狭徹さん著「埴輪は語る」を読んで(その1)
2022/7/30
先日、こちらの本を買いました。 リンク 若狭徹さん著「埴輪は語る」という、ちくま新書から出ている本です。 いままで、古墳に関する本(チラッと埴輪が出てくるくらいの本)や、前方後円墳に関する本などを読んできました。 アマゾンでいい本ないかな~なんて、チラホラ検索して見ていると、いきなり目に飛び込んできた「埴輪は語る」の本。 アマゾンでの評価も高く(とりあえず信用した)、新書なので、お値段も高くないと思い、即買い。 家に本が届き、さっそく読んでいると、あわわわわ・・・自分の無知さが、わんさか、思い知らされまし ...
木更津市郷土博物館金のすずで「金鈴塚古墳」の副葬品「金の鈴」を見学してきました
2022/6/26
木更津市には「金鈴塚古墳」という、古墳時代後期の古墳があります。 金鈴塚古墳は、前方後円墳だったようで、発掘調査が行われたときには、前方部はすでになくなっている状態で、後円部分しか残っていなかったようです。 金鈴塚古墳で有名な副葬品といえば、博物館の名前にもなっている通り「金の鈴」であります。 金鈴塚古墳の元の名前は「二子塚」と呼ばれていましたが、見つかった金鈴にちなんで「金鈴塚古墳」と呼ばれるようになりました。 「金の鈴」は、ほぼ純金!今もその輝きは失っていない 金鈴塚古墳の副葬品を見学できる博物館は、 ...