前回の記事
今回は、前回の記事の続き、2号館を見学していこうと思います。
濱田庄司記念益子参考館の2号館は、濱田庄司が蒐集していた「西洋の工芸品」が展示されています。
3号館は、東洋の工芸品と、地域ごとに展示されているものがわかれています。
濱田庄司記念益子参考館の2号館を見学します

東日本大震災で、濱田庄司記念益子参考館は、建物に被害が出て、いまでいうクラウドファンディングで、再建されたそうです。
2号館の入り口から右手に、濱田庄司記念益子参考館を紹介する映像が流れています。
それを観るための椅子が設置されているのですが、それも陶器で作られていました。



濱田庄司は、世界各地の民芸品を蒐集し、自分の作品のアイデアなどに生かしていたといいます。
映像を流しているテレビの隣に、スープ鍋・北欧が置いてあります。
「こんな鍋、テレビでしか見たことなかった!(テレビでも見たことあるかな?)すごい、生で見ると、存在感がすごい」とひとり感動していました。


ここからは、自分がこれは!と思ったものを紹介していこうと思います。
ここで紹介していないものも、とても素晴らしいものが多いので、ぜひ濱田庄司記念益子参考館へ行き見学していただけると良いと思います。
いちばん最初に目についたこちらの大皿。
とっても透き通った青がキレイな大皿で、いつも思うのですが、いろいろな博物館で見てきたガラスで出来たものって、どうして透き通り感が違うのでしょうか。

東京国立近代美術館で開催されていた「民藝100年」でも展示されていた「スリップウェア」。
スリップウェアとは、生乾きの素地に“スリップ”と呼ばれるクリーム状の化粧土をかけ、筆やスポイトを使って一つひとつ手作業で波線や縞線などの文様を描いたうつわ、という。

スリップウェアについてGoogle検索していると、大変です、ちょっと欲しくなってしまいます。
こちらの薬味入れは、思いっきり手作り(失礼)という見た目が、かわいいと思って写真を撮りました。
持ち手の部分が、取ってつけたような(また失礼)、かなりの手作り感をかもし出しています。

こちらの水差しのデザインが良いと思って写真におさめました。
装飾と、持ち手の丸というんでしょうか、面白い形だなと思いました。

日本の土偶は、よく見てきたけど、海外の土偶は初めてみました。
意外と?日本の土偶と共通しているところがあるのかも・・・?
動物の土偶も、フォルムがとてもかわいいです。
しかも、この動物の土偶、口が注ぎ口になっていて、なんと生活で使える土偶のようです。

オランダのこちらの深鉢、とってもキレイな青だなと、見とれてしまいました。
自分がこういう青を出したいと思って出した色なのか、偶然に出た青の色なのか、どちらなのかは不明ですが、それが焼き物の面白いところだな~と思うのですが、偶然にもこういう色が出た!と見たとき、そのときの感動というか、衝撃というか、その気持ちを感じることが、面白いんじゃないかなと思いながら、こちらの深鉢を見ていました。

2号館を見学したあと、3号館へ行きました。
2号館から出て、前を見たとき、木々の間から見える濱田庄司館が、とても雰囲気よく見えたので、写真におさめました。
