●博物館・美術館 群馬県立歴史博物館(綿貫観音山古墳)

群馬県立歴史博物館で「綿貫観音山古墳」の副葬品を見学してきました(副葬品見学)

埴輪を見学し終えたあと、古墳の中に残されていた副葬品を見学していきたいと思います。

綿貫観音山古墳は、前回の記事にも書きましたが、発掘調査が行われるまで、運よく盗掘などに合わず、6世紀後半からいまに至るまで、保存状態もよく発見されました。

綿貫観音山古墳の副葬品を見学する(国宝です)

すべてが国宝です
説明看板

銅水瓶

綿貫観音山古墳といえば!と言えるかもしれない「銅水瓶」です。

この形、この輝き、とにかく驚きました。

発見された当時は、だいぶ時が流れていますから、至る所に汚れなどがついていたと思うのですが、キレイに磨き上げると、このようなキレイな色の水瓶、この古墳に埋葬されていた人が、どんだけ権力を持っていたのか、本当にすごい人たちがいたんだなって思います。

この水瓶、本当に素晴らしい形をしていると思いました。

銅水瓶

突起付冑

続いては、突起付冑です。

この冑は、突起部分に、冠をつけて使用するようです(冑の使い方を説明した映像があった)

冠を付け替え可能な冑、その日の気分によりじゃないけど(そんなわけない)、付け替え可能というのが面白いです。

突起付冑

金銅半球形飾金具・装身具・銅鏡

ケースに陳列している副葬品も、目を見張るものばかりです。

上のほうにあるツブツブは、被葬者の身体にかけられていたものの付属品?のようで、その時代の技術の粋を集めたものとしか思えないような、私たちにはとうていマネできない技術なんだろうなあと、しみじみ思いながら見ていていました。

上の小さなつぶつぶが気になりますよね

こちらの金色をしたツブツブは「金銅半球形飾金具(こんどうはんきゅうけいかざりかなぐ)といい、遺体を覆っていた衣に縫い付けられたスパンコールのような飾りを考えている、ようです(綿貫観音山古墳ガイドブックより)。

半球形飾金具の下にあるものは「装身具」です。

左側にあるのは耳環で、最初見た印象は「デカいな」という、耳につけたら重くないんかな?と思うほど大きかったです。

その隣が、金属製の空玉(うつろだま)、ガラス玉で、首飾りにして使用するものです。

写真が悪くてすみません

スパンコールの下には、銅鏡が2点展示しています。

ひとつは、獣帯鏡(じゅうたいきょう)です(左側の銅鏡です)

獣帯鏡とは、主文様に霊獣(龍虎や玄武等の四神、鳥や獣)や神仙の像を帯状に配置した鏡のこと、です(ガイドブック参照)

右側の銅鏡は、神獣鏡です。

獣帯鏡が遺体の頭部近くに配置されていたのに対し、神獣鏡は、足部よりから出土しているようで、2面の鏡の扱いの相違が注目されるところであります(ガイドブックより)

足より、頭、顔の近くにあるほうが、より大事にしているという印象がありますよね。

古墳時代といえば銅鏡ですよね

金銅鈴付大帯

銅鏡などの隣にあるこちらの副葬品は「金銅鈴付大帯(こんどうすずつきおおおび)」です。

この副葬品、本当に!すごいと感動しました。

金銅大帯は、全国にも3例しかない希少品です。

ここ観音山古墳のほかに、奈良県にある藤ノ木古墳、前橋市にある山王金冠塚古墳に類例としてありますが、鈴の付く豪華なものは観音山古墳1例だけのようです(ガイドブックより)

現代で、なんだただの鈴かと思うかもしれませんが、鉄も銅も希少、キレイな音色のする金ピカな帯をつけている人がいたら、そりゃあ、偉い人、自分とは次元が違う人って思ってしまいますよね。

金銅鈴付大帯
説明文

金銀装頭椎大刀・銀錯龍文捩り環頭大刀

綿貫観音山古墳には、4本の大刀が副葬されていました。

ガイドブックでは、4ページも大刀についてページが使われているほど、内容が多いです。

ガイドブックには、金銀装頭椎大刀(きんぎんそうかぶつたち)・銀錯龍文捩り環頭大刀(ぎんさくりゅうもんねじりかんとうたち)と紹介されています。

大刀
詳細アップ
龍文が素晴らしいです
装飾部分
龍文が目立つ
説明文

吊手金具

古墳時代に、吊手金具なんてあるんだって、ど素人目線で驚きました。

説明文にある通り、石壁に突き刺して、幕状の布を吊るすという、そういうこともしていたんだと、ますます現代と変わらない生活?をしていたんだなと、むしろ現代が昔と対して変わらない、ということを考えさせられます。

説明文
吊手金具

武具類

胸当

馬具類

古墳には、勝手な思い込みかもしれませんが、馬具類が高確率で埋葬されていると思います。

古代の人にとっての馬は、貴重品(モノじゃないけど)で、当時の馬は、とても煌びやかだったと、副葬品を見ると、想像に難くないと思います。

金銅環状鏡板付轡(こんどうかんじょうかがみいたつきくつわ)は、通常鉄製であるようで、本例は金銅製であり大変希少なものです。

ハミの一部の金銅は損傷しているようで、実際に使用された可能性があるようです(ガイドブック参照)

金銅環状鏡板付轡(こんどうかんじょうかがみいたつきくつわ)

こちらの花のような形をしている馬具は、金銅花弁形鈴付雲珠(こんどうかべんがたすずつきうず)は、馬の面繋(おもがい)などへの取り付けが推定される馬具と考えられるようです(ガイドブック参照)

すんごい豪華ですし、とても大きい飾りですよね。

金銅花弁形鈴付雲珠(こんどうかべんがたすずつきうず)

馬具の説明は、以下に載せておきます。

私も、馬具について、全くの無知なので、このページを見つけたときは、これ良い!と感動しました。

広島県教育委員会のホームページから抜粋させてもらいました、すみません

その隣にある「金銅歩揺付雲珠(こんどうほようつきうず)」というもので、花弁形の垂飾りを持つ馬具です。

すごい数の雲珠です
説明文
金銅歩揺付雲珠(こんどうほようつきうず)

鉄鐙は、とても形良く残っています。

鉄壺鐙(てつつぼあぶみ)

こちらは、鉄地金銅張鞍金具(てつじこんどうばりくらかなぐ)です。

このような煌びやかな馬具をつけた馬を見たとき、目を見張るものがあったと思いますが、馬も重そうだなあと、もしかしたら、馬に同情してしまうかもしれないなと、私は思いました(笑)

鞍金具・前
鞍金具・後ろ

土師器・須恵器

須恵器と土師器

この形は面白いなあ~と、写真を何枚か撮っていました。

右側の形が面白い
奥の壺?みたいなのも面白い
説明文

綿貫観音山古墳の副葬品、どうでしたか?

古墳に埋葬されていた人は、いったいどういう方だったのか、こんな素晴らしい副葬品を埋葬する人物って、そうとう権力のある?簡単な言葉で言えば(語彙力がないだけですが)偉くてすごい人だったと思わされます。

2020年、国宝に指定されました

綿貫観音山古墳の副葬品は、ぜひ現地へ行って、目の前にして見てもらいたいものばかりです。

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