野毛大塚古墳を見学し終わったあと、管理事務所から頂いたポストカードの中に「等々力渓谷三号横穴」というのがありました。
そういえば、まりこふんさんの本でも紹介されていなと思い出し、時間も多少あったので、等々力渓谷に戻り、横穴墓を見学しに行くことに決めました。

野毛公園前の交差点まで戻り、右側を歩いて行くと大きな橋が見えます。
大きな橋の手前、左手に環状八号線、右側に住宅街に入る道路があるのですが、その右側の道路を歩いて行くと、家と家との間に、等々力渓谷へと降りられる階段が見えてきます。

階段で等々力渓谷へと降り、右側川沿いに歩いて行くと、川を渡る橋と、その先にトイレが見えてきます。


等々力渓谷は、散歩コースでもあり、デートコースでもあるようです。

トイレを目の前にして、左側の階段を上がっていくと、「等々力渓谷・三号横穴」という看板が見えてきます。

等々力渓谷にある横穴墓は、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓が6基以上発見されています。中でも、渓谷公園を造成の際に発見された、この三号横穴は、典型的な横穴墓の形態を留めていて、埋葬人骨、副葬品も良好だったことから、保存処置が講じられました(ポストカードから抜粋)
私は、埼玉県にある「吉見百穴」を見に行ったことがあるのですが、吉見百穴は名前の通り、山の斜面一面に穴が開いているのです。あれは圧巻でした。
三号横穴のほかに、一号、二号と看板があるのですが、三号のようにきれいに見ることはできず(たぶん、埋められたのではないかと)横穴を見学できるのは、三号のみのようです。

三号横穴は、中が見られるようになっていて、明かりで中が見やすいようになっています。

三号横穴の中は、このようになっています。

横穴の上を見上げると、しっかりと現代の家が建っています。

1号横穴跡も見に行きます。


等々力渓谷に行く際の注意点なのですが、まだまだ蚊が多いです。
等々力渓谷は、上のほうとの気温差があるらしく、涼しいといえば涼しいのですが、水たまりが多いせいか、まだまだ蚊がたくさん飛んでいて、刺されないように注意が必要です。
私も写真などを撮っていた際に、手の近くに何回も蚊が飛んできて、そのたびに、蚊を追っ払っていました。
等々力渓谷・横穴墓も見学し終えたことですし、家路につくために、等々力駅へと向かいました。

等々力渓谷を歩いていると、都心にいることを忘れそうな、歩いていて涼しいです(蚊がいなければ・・・)


ということで、今回は、野毛大塚古墳と等々力渓谷にある横穴墓を見学してきました。
東京都にはまだまだ見学できる古墳がたくさんあります。
都会のこんなところに古墳が、というのが多いですので、このブログでも、少しでも多く紹介していけたらなと思います。