静岡県ある弥生時代の遺跡『登呂遺跡』に行ってきました。
登呂博物館の1階は無料で見学できますが、2階は有料展示となっています。
大人・個人300円、高校生・大学生200円、小学生・中学生50円です。静岡市立登呂博物館(ご利用案内)
1階にある券売機で、チケットを購入して、2階へあがります。
2階の展示は、主に、登呂遺跡から出土した出土品が展示してあり、展示している出土品はほとんど重要文化財で、当時の生活の様子が想像できます。
弥生時代のムラの模型
入り口すぐにある弥生時代のムラの模型です。
この模型のとなりにある映像が面白くて、弥生時代にも三角関係なんてあったんかい(あると思うけど)ちょっとそんな恋愛じみた映像が見られました。

この模型を見ていると、住居がきちんと並んで建てられています。
建てるときに、なにか決まり事??みたいなものでもあったのかなと想像します。


弥生時代のムラの模型を見ていると、意外と、自分たちが想像していた弥生時代とちょっと違う気がしませんか?
弥生時代も現代も、家の並べ方、倉庫の配置、さほど変わってないような気にもなります。
弥生時代といえば稲作、稲作などに使われていた道具
弥生時代といえば、稲作である。
朝鮮半島から稲作が伝来してから(諸説ある)いろいろな道具が作られてきたんだなあというのがわかる。
高床倉庫の階段も、1枚板で作られており、段の部分を張り付けたりしたんではなく、削って作っているというのが面白かったです(たぶん、そのような説明だった)
というか、図録みたいなのを購入してくるのを忘れてしまい、ここで見たことが、かなりうろ覚えです(笑)


弥生時代も現代も、あまり変わらない調理方法(器と土器)
現代の人が、弥生時代の人々が使っていた土器などで、食べ物を煮炊きする体験学習というか、コーナーがあったときの映像が流れていて、その中でひとりの男性が、
「いまも昔も変わらず、同じような調理方法で食べている」
みたいな感じに発言されていました。
私もそう思います。
弥生時代の頃は、土で作った土器などで調理していましたが、いま現代は、土で作った土器じゃないですが、弥生時代とさほど役割は変わらない、同じような道具を使い調理をします。
何千年前と、さほど変わらないところが面白いですよね。
しかも、展示品を見ていると、現代でもこれはごちそうだ!と思えるような材料も、当時の人たちも、同じような感想を持っていたに違いありません。
なんだかんだ、古代人と現代人って、さほど違いがないのかもなと、いろいろな博物館に行っても思えてしまいますよね。



登呂遺跡からの出土品と、企画展「前方後円墳がやってきた」の展示が見終わったあと、博物館の屋上へ行って、公園を眺めていました。
登呂博物館の屋上から公園を眺める

ここから富士山も見えるようなのだけれども、今日はあいにく、分厚い雲に覆われていて、キレイな富士を見ることができませんでした。
弥生時代の当時は、もちろんコンクリートの建物や、高い建物がなかったので、周りの山々や富士山は、さぞかし大きく美しく見えていたと思います。


博物館の見学を終えて、公園にある弥生時代の復元住居を見に行きました。
天気が良すぎて、日傘がないと死にそうだった、もう。夏だね。